みなさんは夏の風物詩といえば、何を思い浮かべるでしょうか?
かき氷、ヒマワリ、スイカ、海、カブトムシ、クワガタ、蚊取り線香など「夏だなあ~」と思わせてくれるものはイロイロありますね!
梅雨明け頃から、地上に現れ大声で鳴き叫び夏本番の到来を告げるセミも夏の風物詩と言えますね!
今回の記事は、そんなセミの驚くべき事実についてです!
その驚くべき事実とは、「実はセミの目は5つある」ということです。
「えっ!?ウソでしょ~」と思った方もいらっしゃると思いますが、これは本当なんです。
この記事では、実際のセミの写真を使ってセミの目が5つあることと、それぞれの目の役割について解説していきますので、最後までお読みいただけると嬉しいです。
セミの目は複眼2つと単眼3つの合計5つ それぞれの役割について
セミの目が5つあるといっても、下のイラストのように、5つ並んで目があるわけではないです。
実際にセミを見てもらったほうが分かりやすいのでセミを捕って頭の部分を観察してみよう!
セミの目は、見てわかる通り頭の両サイドに2つ目があります。これはモノを見るための複眼です。
ちなみに複眼とは複数の小さな目が集まってひとつの目になっている目のことでウィキペディアでは以下のように説明されています。
複眼は側眼に由来する、複数の個眼と呼ばれるレンズが集合した器官である。
Wikipediaより引用
ちなみに、トンボの複眼は2万個ほどの個眼が集まっています。驚きですね!
「それじゃ〜、残りの3つはどこにあるの?」と思った方も多いでしょう。答えは上の画像の複眼の真ん中、白い円で囲んだ部分の赤い3つの丸いモノが単眼なんだ!
複眼がモノを見るのに対して、この単眼は明るさ、つまり光を感じ取っている、いわばセンサーのようなものだそうです。
さらに、この単眼は飛び立つときの姿勢をうまくコントロールするための役割も担っていると言われています。
上の画像は、アブラゼミのものなんだけど、クマゼミの画像も見てみよう!
目が5つあるのは蝉だけではない
この記事では、セミの目が複眼2つと単眼3つの合計5つあるということに触れてきましたが、実は目が5つあるのはセミだけではありません。
例えば、ハエ・トノサマバッタ・トンボなど、などがそうです。
昆虫を含む節足動物は、1対の複眼(2つ)と、複数の単眼を持つことが、もともとの形だと考えられています。